サムゲタンの基礎知識

サムゲタンは『蔘鷄湯』と書き、蔘がにんじん(高麗人参)、鷄がニワトリ、湯がスープを意味します。
韓国の代表的なスープ料理で、文字からもわかる通り、鶏肉に高麗人参、もち米などを入れて煮込んだものです。
丸ごとの若鶏の腹を割いて内臓を出し、もち米と高麗人参、干しナツメ、松の実、ニンニクなど詰めて、水から2〜3時間じっくり煮込みます。
材料として、栗や銀杏 、鹿の角、生姜、クコの実などを用いることもあります。
逆にとりがら、旨味調味料、ネギ、大根、固形スープ、醤油や味噌など、味を付けるものは使いません。
食べるときに塩を加え味を調えるだけです。
韓国の宮廷料理が発祥であり、医食同源で考案された薬膳料理ですので、余計な材料を使わずシンプルに作らねばなりません。
食べるとすぐに身体がポカポカとしてくるので、寒い季節にはピッタリの料理です。
特に風邪などに最適で、栄養価が高いので病中、病後の滋養食としておススメです。

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サムゲタンの簡単レシピ

サムゲタンで重要なのが材料を揃えることと、手間ヒマを惜しまないことです。
高麗人参を使いますが、高価なことと日本では手に入りにくいので、比較的入手しやすい乾燥ものを水で戻して使うのが良いでしょう。
またニワトリも韓国食材のお店で参鶏湯用の丸鶏を買うのがベストです。
日本のニワトリでは水っぽくなるため、サムゲタンには向きません。
近くに韓国食材のお店がない場合には、なるべく脂肪分が少ない若鶏を選んでも構いません。
本来は鶏を1羽使います。
約1.2kgぐらいでしょうか。
高麗人参を4本、干しナツメを6個、松の実を15個、にんにく3かけ、もち米120g、水3リットルです。
大鍋に水を入れ、もち米以外の材料を入れて、弱火で約2時間煮込みます。
余分な油が浮いてきますので、マメにすくって下さい。
鶏の腹に、炊いたもち米を小さく握ったものを他の材料と一緒に詰めていきます。
鶏の肛門左右の上部に切り込みを入れて、足クロスさせ切り込みに足を押し込み中身が出ないようにとめます。
さらに弱火で1時間ほどゆっくり煮込み、お箸で鶏肉が簡単にくずれるぐらいになったら完成です。
これをお好みで塩をつけながら食べます。

サムゲタンを炊飯器で作るウラワザ

テレビ番組「おネエ★MANS」でマロンさんの「お手軽サムゲタン」のレシピが紹介されていました。
オネエマンズは日本テレビ系で放送されている情報バラエティ番組です。
そこでフードスタイリストのマロンさん(♂)が色んなレシピを紹介してくれます。
鶏骨付きもも肉を2本(約600g)、鶏手羽先4本、赤飯のおにぎり(市販品)1コ、にんにく3片、むき甘栗を小2袋、塩小さじ
1杯、こしょう少々、ごま油小さじ1、針しょうが適量、松の実適量、万能ネギの小口切り適量、これで4人前です。
(作り方)
(1)炊飯器の3合目盛りまで熱湯を入れる
(2)にんにく、鶏肉、赤飯のおにぎりを入れ、甘栗をちらして塩、こしょう、ごま油を回し入れる。
炊飯器のスイッチを入れ約2時間加熱します。このとき途中で保温になっても気にしません。
そのまま放置して、2時間は加熱して下さい。
(3)保温にして鶏もも肉を取り出し、骨から肉をはずしてほぐし、再び加えて全体を混ぜる。
このとき手羽先は骨をはずす必要はありません。
(4)器に盛りつけ針しょうがを添えて、松の実と万能ネギをちらしたら出来上がりです。

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